HDDとSSDの違い
「無知から始めるPCの選び方」第3回はHDD(ハード・ディスク・ドライブ)とSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の用途や違いについて解説していこうと思います!
ストレージ(ドライブ)とは
HDDやSSDはパソコンのデータを保管したりシステムを動かすためのファイルを入れたりする”ストレージ(ドライブ)”という立ち位置になります。
スマホでいう128GBとか64GBとかの容量の表記があると思うのですが、それもストレージ(ドライブ)という立ち位置のものに保存できるデータの容量を表しております。
1.HDD(ハードディスクドライブ)
1TBあたりの単価:おおよそ¥5,000
CDのようなディスクを何枚も重ねて中で回転させてデータの読み取りや保存を行うといった構造をもったストレージ。
ディスクを回転させているため、モデルによっては動作音が大きいです。
保存容量に対しての価格が安価ですが、データにアクセスする時間がSSDに比べて時間がかかるため、ゲームやアプリ、システムファイルの保存にはあまり適していません、しかし動画や音声ファイル、写真などのデータを保管しておく倉庫のような使い方には非常に適しているためメインストレージとは別のサブストレージとしての役割で使用することをおすすめします。
寿命が来たら少しずつ調子が悪くなって壊れるので、買い替えのタイミングが見極めやすいのもメリットです。
また、基本的には3.5インチのサイズのものが多いですが、ノートPCなど向けの2.5インチサイズもあるのですが、そちらは少しだけお高く、動作音も大きいです。
2.SSD(ソリッドステートドライブ)
USBメモリ(フラッシュメモリ)をそのまま大きくしたような構造のストレージ。
大きく分けて下記の2タイプ(厳密には3?)が存在します。
- Sata SSD
- M.2 SSD(sata)
- ┗M.2 NVMe SSD
Sata SSD
1TBあたりの単価:おおよそ¥100,00
2.5インチの大きさのちょっとしたカードのようなサイズのSSDを指します。
HDDに比べてかなり通信速度が速いため、HDDから換装した場合体感できるレベルで性能が向上します。
M.2 SSD(SATA接続)
1TBあたりの単価:おおよそ¥11,000
通信速度はそれほどSataSSDとは変わらないが、大きさがコンパクトになったSSD
SataSSDとさほどスペックも変わらないので、たいしてこだわりがなければしいてこれを選択する必要性はないし、最近はほとんどNVMe接続のものになっているので
M.2 SSD(NVMe接続)
1TBあたりの単価:おおよそ¥12,000
通信速度がSata接続のSSDに比べて通信速度がかなり向上した上にコンパクトなSSD、最近のPCのM.2と表記されているPCの大半がこのNVMe接続のSSDとなっています。
しかしながら、あまりにも通信速度が早いため、Sata接続のSSDからNVMe接続のSSDに換装した際に、HDDからSSDに換装した時ほどの体感はあまり感じられません。
最近はSata接続のSSDとも値段もさほど変わらないため好みや状況に合わせて好きな方を選びましょう。
いかがだったでしょうか?
ストレージにも様々な種類がありますが、自分の用途や予算にあったものを選べる指標にこの記事を利用していただければ幸いです。
PCに関する素朴な疑問や訂正してほしいポイントがあれば、コメントなどにお寄せください。
予算や用途にあったストレージを選んで快適なPCライフを!
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