CPUの選び方~スペックの見方~
「無知から始めるPCの選び方」第5回はCPUのスペックの見方について僕なりにかみ砕いて説明していきます!
2021年8月現在、PCの中枢となるCPUは2つ(+1)のメーカーのものが存在しており、それぞれ性能や価格が違ったものが販売されております。
(+1)と表記している理由についても後ほど説明していきます。
まず、基本的に持ち合わせておいたほうが良い知識がCPUのコア数・スレッド数と処理速度についてです。
コア数はPCの作業をしてくれる作業員さんの数、スレッド数は1人の作業員ができる作業量です(最近は1人で2人分の作業ができる性能の物が多いです)。
また、処理速度は作業員さんの仕事ができる速さになります。
では、例としてintelの販売するi5-11400という型番のCPUの性能を見てみましょう
まず、この表から読み取れるのは6人の作業員さんがそれぞれ2人分の作業をするのでスレッド数が12になっているということがわかるのですが、動作周波数とTDPという単語が出てきております。
動作周波数は先程話した処理速度と同意義と考えていただいて大丈夫です。ベース周波数は通常時の処理速度、ターボブーストはPCの設定を変更して、言わば全力で処理をさせた際の速度となります。
なので、通常利用をする際はベース周波数を参考にすると良いでしょう。
TDPはこのCPUの消費電力を表しており、主に自作PCをする際に気にする項目となっております。
この値が大きければ大きいほど、動かす電力が多く必要になり、同時に発熱も大きくなります(諸説あり)。
CPUは温度が低ければ低いほど性能を発揮しますので、この項目が高いCPUを利用する際はCPUの冷却装置”CPUクーラー”を性能が良いものにすることによって処理速度やCPUの耐久性が向上します。
CPUは基本的に100度あたりまではある程度普通に動作する場合が多いです。
しかし、そこを超えてくる場合は先ほど説明したCPUクーラーの交換をオススメします。
100度を超えてもすぐに壊れることはほぼありませんが、CPUの劣化が早くなるため、PCに重い処理をさせるゲームやクリエイティブ系の作業をする方で気になる方は、タスクマネージャーやCPUの状態を見るソフトウェアなどで作業中の温度を確認して見ることをオススメします。
また、ほとんどのゲームにおいて、作業員1人当たりの仕事の速さ(シングルスレッド性能)が重要であり、逆にクリエイティブ系のソフトウェアでは全員で仕事をした時の仕事の速さ(マルチスレッド性能)が重要となります。
いかがでしたでしょうか?
CPUについては書きたい内容が非常に多かったため、今回の説明はここまでにさせていただき、次回、メーカーによってのCPUの違いについての解説をさせていただこうかと思います。
自分の用途に合わせたPCを選んで快適なPCライフをお送りください!
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